12/07/23

皆さん、こんばんわ。ヤマギワです。

この土曜日は「リーガルサポートながの」の研修で松本へ行きました　

先日広島で行われた研修会の伝達研修会を行いました。　→　広島風おこのみやき

研修に参加した「リーガルサポートながの」の副支部長がそれぞれの研修内容を

伝達するのですが、、力不足でうまく伝えられなかったように思います　

私が担当したのは

「成年後見人の身上配慮義務と医療代行決定のあり方について」

という、、ちょっと（だいぶ）難しそうな内容です　

私自身、今年に入ってから成年後見をしている方が３名亡くなりました。

亡くなる前には「医療行為の同意」の問題が出てきます。

成年後見人には「医療行為」に対する同意権がありませんので、、

ご本人が手術をする際や胃ろうを造設するなどについて「同意」することができません。

親族の方がいれば親族の方に同意していただくことになるのですが、、

親族がいない方の場合は、同意する方がいないので、、

お医者さんなどの関係者が困るわけです　

（厳密に言うと、親族にも同意する権利はないのですが、、）

親族がいない方の場合、、

誰も医療行為に対する同意ができないということになると

ご本人の適切な医療を受ける権利が害されるわけになるので　

最終的には、本人・後見人・医療関係者・福祉関係者・施設関係者など

本人関わっている方で話し合い、結論を出していくしかないことになります。

人の生命に関わる決断をしていく場面にあたる

「医療行為の同意」について問題ですが、、

今後、法律が整備されて後見人に同意権が与えられたとしても

同意しても良いかの判断は単独でできるものじゃないですよね、、、