相続放棄の相談事例
当事務所には、これまで相続放棄や遺産分割に関するご相談を数多く受けて参りました。
このページでは、皆様からの相談例を一部紹介いたします。
これまで寄せられたご相談と同じような悩みをお持ちの方もいるかもしれません。そのような方は、是非お気軽に当事務所にご相談ください。
相続放棄に関するご相談
相談内容:「相続放棄しましたが、申請は10ヵ月内にしないとならないのですか?
昔から利用している司法書士は頼りないし、説明もしてくれなくて困っています。
その司法書士の報酬も10万円と高くて、サービスに関する説明もなくて、不満があるのですが・・・。」
当事務所の回答
10ヵ月内というのは相続税の申告、納付の期限となります。
登記はいつでも良いですが、相続税の件があるので早い段階で申請する必要があります。
また、当事務所は報酬に関しても詳しくご説明いたします。
また、料金はHPにも記載しておりますので、そちらもあわせてご参考にしていただければと思います。
滞納していた税金が多額にあり、相続放棄をしたケース
相談に来所する前の状況について
雪がちらつくある晩でした。ある男性から最近亡くなったお父さんについて相続放棄の相談を受けました。
お父さんは数年前より体調を壊し、入退院を繰り返していたそうです。
さらに、亡くなる数年前には破産手続きをしており、資産は全くない状態とのことでした。
そのため、相続する財産と言えば滞納していた税金だけでしたが、その金額は驚くほど多額であり相続人達の生活を考えると到底支払う事の出来ない金額とのことでした。
相談に来所されたのは、お父さんが亡くなってから一ヶ月後でした。
お父さんが亡くなる直前、たとえお父さんが破産をしていても税金の支払いは免除されず、さらに相続放棄をしないと相続人等が支払っていかなければならないことを知ったそうです。
そのため、亡くなってすぐにご自身で裁判所に行き、相続放棄の手続きについて相談をしたそうです。
しかし、毎日の仕事に追われ、なかなか書類を整える事が出来ず、このままでは申述期間の三ヶ月をあっという間に過ぎてしまうかもしれないと少しの不安を抱いて当事務所に来所されたそうです。
当事務所の対応
早速当方にて相続放棄申述書作成のお手伝いをすすめ、お父さんが亡くなってからちょうど二ヶ月後、裁判所より相続放棄申述受理通知がご本人のお手元に届きました。
その後、ご本人より、「相続放棄が受理されて間もなく、滞納していた税金について連絡がありました。その場ですでに相続放棄していることを伝えることが出来てホッとしています。
先生に相談に来た時にはまだ、私に税金について連絡は来ていませんでした。
そのためこんなに多額の税金の請求が本当に自分に来るものなのか?相続放棄までする必要があるのか?少し面倒だしこのまま放っておいても大丈夫ではないか?と疑心暗鬼でした。
それに、日々の生活の忙しさに追われ、相続放棄について考えること自体、後回しにしてしまいがちでした。
もし、あのとき相談に来ていなかったらと思うと・・・・・。」とお聞きしました。
少しの不安だったけど相談に来てくれたこと、またそれによりスムーズにお手伝い出来たこと、本当に良かったと思っております。