平成２９年２月８日（水）佐久市の障害者支援施設である「緑の牧場学園」にて成年後見制度についてお話をさせていただきました。

　当日は、施設の「虐待・事故防止委員会」が開催され、その中の勉強会でお話をさせていただきました。約１５名の参加者は施設従業者や理事の皆さまでしたので、どの様な場面で後見制度が使えるか、後見制度を利用する為の手続き、後見人ができることできないことなどについてお話しさせていただきました。

　施設で本人からお預かりしている預貯金の扱いについては、何を根拠にお預かりしているのかの説明が難しい部分がありますので、施設の体制として成年後見制度の利用も必要だというご意見もいただきました。

   また、「家族信託」を利用することにより、障がいをお持ちのお子様が亡くなった場合でも財産を国庫帰属させず、お世話になった施設等に財産を残す方法も考えて良いのではないかというお話もさせていただきました。

　今後は「家族信託」について具体的なお話をしてほしいという要望がございましたので、しっかり取り組んでいきたいと思います。